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2006年1月

2006年1月30日 (月)

2005年シーズン火星

2005年準大接近

 2005年の火星も観測シーズンの終焉を迎えております。視直径も10秒を切り、9秒あまりになっています。

 今シーズンの火星は晩春から盛夏にかけて地球と接近し、いくらかの砂嵐(ダストストーム)が発生したり、ブルークリアリング現象が確認できたりと、多くの現象を捉えることができました。南極冠も永久極冠として見えていましたし、北極地方の極雲も青白い姿を見せてくれました。2005mars1R

この写真は、2005年4月17日から2006年1月8日までの火星の姿を一枚にしてみました。31cm反射望遠鏡を使い、ToUcamで動画を撮り、Registaxで処理しました。

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2006年1月29日 (日)

土星とプレセペ星団

土星とプレセペ星団(M44)

土星が「かに座」の散開星団M44に近づいています。土星は衝を迎え、衝効果も確認できます。土星の本体よりも、環の方が明るく見えるのです。昨年も衝の頃、衝効果によって明るく見え、昨年は仲間内でも話題になりました。M44-SATURNR

さて、土星の明るさがM44よりも随分と明るいので、この明るさに負けてしまって、プレセペ星団が精彩無く見えます。小さな望遠鏡とデジカメ一眼での撮影です。

撮影は、昨晩(2006年1月29日)

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2006年1月 9日 (月)

昨晩の惑星たち

昨晩の火星・土星・木星と本日の金星

 昨晩から、火星を撮影し、深夜に土星、今朝には木星を撮影しました。お昼過ぎに金星を撮影しました。

PLANET20060108R  夕方には南の空高く見えますが、随分と火星も小さくなり、最接近(2005年10月30日)と比べると、見かけの直径が半分で、面積は1/4になってしまいました。それでも、火星の目玉である太陽湖(ソリス)がなんとか見えます。

 夜半前には土星が高度を増しながら、東の中天に昇ってきて、なんとか土星を撮影することができました。冬場の悪い気流の中で、切れ味はもう少しですが普通の写りになりました。

 明け方近くになり、やっと木星が南東の空に昇ってきて、これからが、木星のシーズンに入ります。視直径はまだまだ大きくなり、楽しみなのですが今年の木星は南中高度が低く、良い気流に恵まれることが少ないのではないかと思われます。

 一方、金星の方ですが、内合4日前となり、太陽に随分と近いため、金星の高度が低くなっては気流の状態が悪くなるため、お昼過ぎから太陽を基準として金星を撮影しました。金星は最も大きく、視直径が60秒を超えています。

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2006年1月 1日 (日)

細くなった金星

宵の明星 

金星が、内合(ないごう)近くになってきたので、大きく細くなって見えました。内合とは、太陽と地球の間に惑星が入り、太陽と合うことです。地球と太陽の間に入ってくるため、太陽に近く、見ることは非常に困難な状況になります。V20060101

 2004年6月8日には金星が太陽の前を通る金星の日面通過が起こりましたが、その時以来の合です。しかし、今年は金星による日面通過は起こりません。地球から見て、太陽の少し北側を通り、1月下旬頃には明けの明星となり、明け方の東の空に見えるようになります。

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明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます

昨年、11月にブログを開設し、なんとかブログの更新を続けて行けそうな気がしています。通常のホームページに比べ、更新が簡単なので助かっています。何処からでも更新できるので、出張へ行った時でも更新が可能なのが嬉しい。DSCF0196R

本日の画像は、2006年最初の太陽の画像と空の様子です。太陽の黒点は3群あり、プロミネンスも8か所程、出ていました。雲ひとつ無い空ですが、今朝の空は、午前6時まで待っていたものの、雲が厚くて、星が見えませんでした。IMG_4270R

IMG_4271R 今年も、惑星と太陽の観測を続ける心づもりです。とりあえず、日中の金星を撮影する予定ですので、撮影できれば、当ページにアップします。

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