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2007年8月

2007年8月30日 (木)

オリーブ園

オリーブ園
Img_8336  小豆島と言えば、日本のエーゲ海のようであるとか言われていますが、確かに温暖で海に囲まれてはいるものの、夏は暑いし、冬は寒い場所です。先日、小豆島にある日本で最初にオリーブが栽培された場所であるオリーブ園へ行ってみました。平日のせいか人は疎らでしたが、オリーブの実が成っていました。オリーブの実が熟するのはまだ先のようで、緑色の瑞々しい実が枝にぶら下がっていました。熟すと遠めには黒く見えます。
さて、オリーブは1908年に三重県、香川県、鹿児島県で試験栽培が始まり、香川県の小豆島のオリーブだけが根付いたようです。オリーブといえば食べ物で恐縮ですが、オリーブオイルが頭に浮かびます。今でこそオリーブの油はイタリア料理には欠かせないものですが、昔はほとんど日本人は食べていなかった油です。シンプルなパスタ料理にも、このオリーブオイルがあって初めておいしくなるのではと思っています。次回はお土産にしたい一品です。
仕事が終わってフェリーの待ち時間を利用したため、オリーブ園とギリシャ風車は見物したのですが、その他の見物はできませんでした。風車といえば、オランダの風車が有名ですが、風車の羽をロープで張り巡らしているギリシャ風車は、オランダ風車とは違った趣があります。日本では珍しいギリシャ風車ですので、機会があれば訪れてはいかがでしょう。
なお、小豆島は、瀬戸内海の島の内で淡路島に次いで大きな島でいくつものフェリー航路が本州側と四国側から出ていて、1時間に1本程度は便があります。この日はとても暑かった。Img_8339 Img_8340 Img_8350 Img_8352 Img_8356

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2007年8月29日 (水)

皆既月食

皆既月食
Img_8407  昨晩は帰宅が遅くなってしまいましたが、皆既月食の後半部分を観測することができました。皆既月食は皆既日食と比べて見られる回数も多いため、1986年10月6日以来何回も見ているが、何時見ても美しいと思う。前回が2004年5月5日、その前は2001年1月10日、その前は2000年7月16日で、回数は多いのですが、天候の具合や仕事のからみもあって、満足できた皆既月食は最近では2000年7月16日であり、この時は東京の江戸川の西岸の土手で見ていました。暑い日でしたが小さな望遠鏡とコンパクトデジカメで撮影したのを思い出しました。皆既中はほんとうに暗く、赤銅色を通り越し、赤黒く見えました。今回は、天気予報も曇りから雨の予報でしたし、夕方は雲っていたのと仕事に熱中していたため、気づいた時は、仕事を終え事務所の外に出た時でした。あっつ・・月が見える。月の下側から満月の明るさを取り戻しつつあった時で、大急ぎで自宅に戻り望遠鏡にカメラを付けて撮影を始めたのが午後9時近くで、雲があるものの、なんとか満月の明るさを取り戻す経過の模様を撮影できました。もう少し早く気づいていれば、と思うと残念です。天気予報は当る場合もありますが、自分で確かめないと場所によっては、ハズレもあるため、天体観測は絶対諦めず取り組むことが必要であると再認識しました。次回は、2010年12月21日です。赤い月を次回は撮影したいものです。

動画Moonec20070828は右端の大きな画像 Img_8471    Img_8445Img_8441Img_8434_4

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2007年8月28日 (火)

惑星ぜんぶ見ようよ☆

惑星ぜんぶ見ようよ☆
Planet2007t  国立天文台と日本望遠鏡工業会が主催している「惑星ぜんぶ見ようよ☆」のキャンペーンに登録し、見えた惑星を自己申告して国立天文台の認定証をもらうものです。星仲間のヨネヤンさんがご自身のホームページでゴールド認定証をいただいたとのことで、私も早速申し込み、大事に撮り残していた「天王星と海王星」を撮影し、申告しました。昨日、この認定証をいただけましたので、認定の証となった惑星8個の写真を掲示しました。金星や木星や土星は、毎年のように季節を選べば比較的明るい惑星ですので肉眼でもバッチリ確認できますが、火星となると、接近以外の期間では暗いため少し見るのが大変となります。さらに水星となると、太陽に近いためか条件の良い期間(ほんの2~3週間)を逃すと見ることができません。天王星や海王星は、一般の人はもちろん天文に興味を持っている人でもなかなか見ることができないようです。明るさは、天王星が5.7等、海王星が7.8等なので双眼鏡でも星図とにらめっこしての確認です。もはや望遠鏡で拡大して見て、その姿が円盤像かどうかの確認が必要です。
昨年まで惑星だった冥王星は、少し大きな望遠鏡でも見ることが難しい惑星でした。今や、8個の惑星から準惑星へと分類が変わっています。皆さんも見てください。そして、認定証をゲットしてみてください。ゴールド以外にも6個見た証のシルバーや、5個見た証のブロンズ認定証があります。もちろん地球はいつも見ていますよね。S

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2007年8月27日 (月)

まつりの花火

まつりの花火

Img_3831s  昨晩、町内の夏まつりが開催され、片道2km程の距離を汗まみれの中、歩いて花火を撮影してきました。蒸し暑い夜でしたが、月齢13の月があり、池の向こう側に花火が打ち上げられる場所からの撮影でした。折りしも、木星やアンタレスが輝き、弱まった花火の火の粉ぐらいの明るさで見えていました。花火は田舎のためか、1~2分花火が続いたかと思うと小休止を繰り返し、同時に炸裂する花火も少なめでした。私は、河口湖の湖上祭り、日光中禅寺湖の花火、安部川の花火や大井川の花火、隅田川や江戸川の花火などを見ているせいか、至るところから花火が上がり、光と音が息をつく間もないくらいの花火を期待していたので、とても寂しく思いました。来年は、トータル時間は少なくても、同時の打ち上げ花火を多くしてもらいたいものだと思っています。でも、無理かもしれません。Img_3875s Img_3892s Img_3896s Img_3832s

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2007年8月20日 (月)

火星

火星
10_20070818_050052_st518_wsl1_0_wv1  火星がだいぶ大きくなってきた。でも、普通の人にとっては表面の模様を見ることが難しいのも火星である。12月の小接近に向け、現在の大きさの7.6秒角からほぼ倍の大きさの15.8秒角になる。木星との見かけの大きさ比較では、現在、木星の視直径が40秒角であるから、火星の5.3倍もある。12月の小接近時でさえ、2.5倍も木星の方が大きい。木星の衝のころとの比較では、2.8倍もの差がある。火星の地表の模様はコントラストも低く、大変見難いものである。今の季節は、南半球で言うと夏至を過ぎたあたりで、地球から見ても、南側から見ている状況のため、南極が見えているはずである。しかし、夏至のため、極冠はほとんど見えない。12月のころの季節は南半球では秋の季節である。接近までの4か月、楽しみながら4倍の面積となる火星を観測したい。でもやっぱり小さいな。
本日の画像は、火星の有名な模様である大シルチス(SYRTIS MAJOR)が見えている。その上には明るく写ったヘラス(HELLAS)が見えている。20070817
31cm反射望遠鏡で撮影

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2007年8月12日 (日)

塩塚高原

塩塚高原
Photo  昨晩、徳島県と愛媛県の県境にある標高約1000mの塩塚高原へ星見に出かけました。昨年8月末にも訪れていて、昨年の失敗を教訓に、再挑戦の積もりでした。新月で土曜日ということもあり、勇んでみたものの、物凄い強風が吹き荒れました。風速15m程あったでしょうか?とにかく強い風で、まるで台風並か、冬の季節風のような音を伴う風でした。
南からの強い風で、雲は四国山地の南からどんどんと湧き、天頂付近で薄れるものの、北からのサーチライトに照らされ、透明度をよりいっそう悪くしているようでした。望遠鏡の直接焦点撮影など到底無理の状況で、不用意に立ってると、飛ばされそうでした。それではと、広角系のレンズをカメラ付け、気軽に撮影したものの、やはりEM-100赤道儀でも影響をモロ受けでした。途中で、若者数名がやってきて、流れ星のことを大声で話したり、10数名の家族がやってきて蛍光灯を付け「パーティをやろう」などと、これまた大きな声で騒いでいました。強風で戦意喪失の中、追い討ちを掛けるような迷惑は、どこも同じだと思うのですが、車の中に一時避難しておりました。気温は20度を大きく下回り、強風のためもあってか、ウインドヤッケを着て、ズボンに手を入れていても寒い状態でした。なんとか天頂に向け魚眼レンズで撮影した天の川が昨晩の成果でした。とほほ・・・
暑さ真っ盛りの中ですが、平地と比べると天国のような涼しさでしたが、涼しさを通り越して寒い思いをしたのは、初めてでした。北アルプスでの夏真っ盛りでさえ、夜空の星を見るのに寒さを感じたことはありませんでした。それにしても、四国中央市の回転サーチライトは、北東から放射し、南東の方角まで届くのですから堪ったものではありません。なんとかならないのでしょうか?
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2007年8月10日 (金)

関門海峡

関門海峡

Img_3448  土産を買ってから、博多を出発したのが午前8時6分、門司港駅に着いたのが9時27分。さすがに、起点駅だけのことはあり、レールがこの地点で無くなっている。この門司港駅は、大正3年(1914年)に開業され、以来九州最古の駅として、歴史的な建物で貴重な文化遺産だそうです。駅長室や旧貴賓室なども当時のままで、往時を偲ばせてくれます。その貴賓室には、開業当時の写真や、まだ連絡船が運航していた「長水丸」の出港時の写真もありました。この連絡船は、関門トンネルが開通し、早々と昭和17年に廃止になったそうです。駅舎の前には噴水が間欠的に出ており、一服の清涼感を与えてくれました。ともかく、こんなに大きな駅舎ですが、乗降客は少なく、観光地なのに閑古鳥が鳴いている状態でした。なお、観光案内所もあり、綺麗な女性が応対してくれました。Img_3390 Img_3394 Img_3401 Img_3421 それから、予定外の行動ではありましたが、門司港から船に乗り、山口県の下関(唐戸)へ僅か5分の船旅で、関門大橋や航行する漁船などをじっくり見るまでも無く、着いてしまいました。この船を操縦していたのは、20代の女性で、カメラを向けると顔を背けてしまい、撮影不可でした。下関駅で駅弁の「ふく寿司」を830円也で求め、ビールとお茶も序でに求め11時01分発の岡山行きに乗車して、あっと言う間に食べてしましました。ふぐは2切れ程載っていただけですが、とても美味しい駅弁でした。その後7時間あまりの乗車で18時5分に岡山駅に、やっと到着した時はほっとしました。岡山駅からマリンライナーに乗り継ぎ、帰宅したのは19時過ぎでした。 次回の旅は、もっと涼しい場所にしたいと思っています。とにかく、暑かった。Img_3460 Img_3473 Img_3500 Img_3509

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2007年8月 9日 (木)

JR九州の列車

JR九州の列車
Img_3320  JR九州の列車は、なぜか新しい車両で綺麗な車両が多い。外観は色々な色と形で、特に特急電車は流線型であるが、直線や曲線をうまく使っているように見えた。車内は、普通列車のみの感想ではあるが、列車の真ん中の通路は幅が広く、窓の面積も大きいことから広々と感じた。さらに、冷房も良く効いており、私のような暑さに弱い人間にとっては、誠に嬉しいものでした。特急「つばめ」は、シックな色、リゾート特急「ゆふいんの森」は、ヨーロッバ調でパノラマ席が良さそうでした。特急「ハウステンボス」は、赤いフロントがフェラーリを思い起こさせる印象的な顔をしていました。なぜ、JR九州の列車はこのような列車が多いのでしょうか?これらの特急にも乗ってみたいのですが、青春18フリー切符ではダメですね。Img_3144Img_3154 Img_3375 Img_3145  Img_3151

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2007年8月 8日 (水)

太宰府天満宮

太宰府天満宮
Img_3291  吉野ヶ里遺跡へ行った後、JR二日市駅から西鉄二日市駅まで約20分かけて徒歩での移動をしました。真夏の太陽が照りつける中、大汗を掻いてしまいました。道が判らず、商店街やいくつもの信号機を抜け、路地を抜けたところに西鉄の駅がありました。土曜日だと言うのに、あまり人通りも多くなく程よく冷えた西鉄の車両は、JRの車両と比べると劣りますが、さすがローカル私鉄だけあってか、車掌の方言交じりの話が聞こえて来て、思わずここは九州なのだと実感しました。西鉄二日市から2駅の乗車で、太宰府に降りると、先ほどの二日市駅とは異なり、寺社仏閣があるのだなと言う雰囲気が漂っていました。駅の改札を右に折れ、少し歩き、さらに右に曲がると、土産物屋が道の両側にズーッと参門まで続き、途中に幾つかの鳥居があったのですが、真夏の光線を受け、眩しいぐらいにひかり、とても、その鳥居を触る気がしませんでした。大宰府は、菅原道真が左遷させられた所ですが、香川(讃岐)にも一時期、讃岐守として讃岐の住民との交流があった人で、讃岐とゆかりがあると私は思っています。
太宰府も菅原道真も知ってはいたが、この地へ来ることが無く、ついに、太宰府に訪れることができました。自宅近くにも滝宮天満宮と呼ばれる道真ゆかりのお宮もあり、親近感を覚えます。
汗を掻きながら境内に入ると、本殿の右側に『東風吹かばにおいおこせよ梅の花あるじなしとて春なわすれそ』道真公御神詠の歌碑があるのですが、今の季節は青々とした梅の葉が生い茂っていました。なお、梅を愛された菅原道真は、大宰府へ西下の時、京の紅梅殿の梅に詠むと、梅花は、はるばると後を慕って太宰府の道真のもとに飛んできました。その梅が写真に写っている梅だそうです。Img_3300 Img_3303
本殿の右前の御神木『飛梅』は、千有余年たった今日も毎年花を咲かせ「飛梅さま」と愛されているそうです。千年以上も前の梅が未だ健在とは驚きというより、怪しい気がしました。

 帰り道も同じように太宰府から二日市経由で、博多まで戻り、中州にある屋台「一龍」でラーメンとビールと焼き鳥で、豪華とは言えませんが夕食を摂り、カプセルホテルでの宿泊となりました。長い一日でした。Img_3336 Img_3348 Img_3362

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2007年8月 7日 (火)

吉野ヶ里遺跡

吉野ヶ里遺跡
Img_3100  先日、青春18フリー切符を利用して佐賀県の吉野ヶ里遺跡へ行ってきました。岡山から夜行の快速列車”ムーンライト九州”に乗り、博多まで7時間30分ほどの非常に長い時間を掛けて、交通費がケチケチの旅行でした。吉野ヶ里には、途中の博多で朝食を摂り、JR鹿児島本線で鳥栖まで行き、JR長崎本線に乗り換え、午前10時20分に着きました。吉野ヶ里駅から徒歩で約20分の道のりで、非常に判り易い道でしたが、途中の田んぼの中で、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の卵を見つけて少し道草をしてしましました。なんとも、毒々しい色の卵で、親タニシになっても到底食用にしたくない姿でした。田んぼには無数のジャンボタニシが蠢いて、被害で出ているようでした。さて、吉野ヶ里遺跡は少し高い場所にあり、入場料400円を支払い、入口の所でタオルを配ってくれました。蒸し暑い日でしたので、とても嬉しくなりました。また、途中で冷たい水のサービスもあり気が利いているなと思いました。遺跡の展示は、復元された物見櫓に登ることができ、そこから遺跡全体を眺めることが出来たり、竪穴式住居の復元ほか、高床式倉庫、甕棺墓列などを見ることができました。ここ吉野ヶ里遺跡では、弥生時代の後期後半の状態を復元したようで、とても興味深く当時の人の生活を垣間見ることができました。凡そ2時間ほどの短い時間でしたが、もう一度、全てをゆっくりと見たい気がしました。今度は、涼しい季節に訪れてみようと思っています。

Img_3171 Img_3173 Img_3181 Img_3192 Img_3232

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