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2009年8月

2009年8月26日 (水)

旧暦の七夕

旧暦の七夕
Photo  今日は旧暦の8月7日、つまり七夕である。先週の土曜日に三木町の奥山にある高仙へ星見に行ってきた。バーベキューパーティで腹を満たし、発泡酒を何本か飲み、望遠鏡や双眼鏡で星空散歩と洒落込んだ。夏の代表的な星座であるさそり座、射手座、白鳥座、鷲座、琴座はもちろん、マイナーな星座のこぎつね座、たて座、矢座、を始め、秋の星座であるアンドロメダ座、ペガスス座、三角座、ペルセウス座、やぎ座などにある多くの星雲や星団を暗い場所で見ると、ほんとに感動する。天の川の流れもはっきりと見えるし、明るい星から暗い星まで肉眼でも数え切れない程の星が降ってくるように見える。
こんな日に限って、何かを忘れてしまう。しかも、重要な物がほとんどである。空が曇ったり、雨が降りそうな日は殆ど忘れ物をしないから不思議である。この日も、カメラや望遠鏡、充分な電池と食料、および酒。しかし、肝心の望遠鏡を動かすモーターコントローラーを忘れてしまったため、星を止めた状態の星を写せなかった。しかた無いので、動かない程度の時間で撮影した画像をPCで合成してみた。不満足ではあるが、なんとか星や天の川は写った。七夕の星である、琴座のベガ(織女)、鷲座のアルタイル(牽牛)が天の川を挟んで輝いていた。また、やぎ座には、太陽系惑星最大の木星が煌々と輝いて見えた。次回は、忘れ物をしないよう心に誓った。・・・でも、なんか忘れそうな気がする。Photo_2Photo_3Photo_4   

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2009年8月18日 (火)

体育館・校舎の建替

体育館・校舎の建替
Img_9777s  母校(小学校)の体育館と校舎が建替えのために取壊しをしているが、見事に、体育館と旧校舎が瓦礫となった。私が通っていたころは取り壊した体育館も無く、取り壊した校舎も無かったように思う。体育館は絶対に無かった。自宅に近いため、校舎は建替えや、改修の度に目と耳から情報が入って来る。出かける時も帰ってくる時も、どのようなルートを通ったとしても、学校が自宅の前だから仕方が無い。というより、学校の前に自宅を建てたといった方が正解ですが。前述の体育館については、最近建ったと思うが、それでも30年ぐらいは過ぎているのではと思っている。中には数回入ったことはあるが、建物を外から見る限りでは、建替える必要は無いと思うのだが。自宅の方が、よっぽど古くて地震などがあったら一溜りも無いと思っている。自宅は、建ってから凡そ50年経過し、白アリの被害もあちこちで出ている気がする。さて、話を校舎の取壊しに戻すが、夏休みに入ってあっと言う間に瓦礫となったような、そんな感じである。体育館や校舎が無くなると余計に運動場が広く感じる。取り壊した体育館は東西に建っていたが、その前の講堂(昔は、体育館とは呼ばず、朝礼や数々の行事での使用がメインで、雨が降ったり室内体育の授業の時に利用していた。)は、南北に建っていたが、私はその講堂で入学式も卒業式も行った。その講堂も跡形も無く、次の体育館も取り壊され、来年には、新しい体育館と校舎ができるのが、嬉しいやら寂しいやら複雑な気持ちである。
なお、今から116年前の1893年(明治25年)コロンブスのアメリカ大陸発見400周年記念としてシカゴで万国博覧会が開催されたが、校舎の平面図が万博に出展されたそうである。SS_2  Img_1180sImg_9774s

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2009年8月15日 (土)

豊稔池ダム

豊稔池ダム
Img_9716s  旧大野原町の南部に、この豊稔池がある。この池にはダムが建設されていて、昭和5年の完成というから、もう80年近くにもなる。このダムは、全国でも珍しいというか、唯一の石積みで出来ている。堤の高さは30m、堤の長さは128mと、大きくはないが、今から80年ほども前の建造物であり、黒くなった石が歴史を物語っているようで堂々としたダムである。また、中世ヨーロッパのお城みたいな感じで風情がある。訪れた時は誰も居なく、蝉の声と遠くで雷の音が響いていた。自宅から少し遠いが、初めて来てみた甲斐があった。Img_9698sImg_9710sImg_9711s   

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2009年8月12日 (水)

皆既日食時の空

皆既日食時の空
Img_9598s  7月22日の皆既日食時に、中国安吉のホテルから見た全天写真をアニメーションにしてみました。画面の右(方角では西)から、黒い影が迫り、その後だんだんと頭上を通過し、最後は画面の左側(方角では東)に黒い影が移って行く様子がなんとか判る。皆既中の様子を全天カメラで撮影しようと、フィルムカメラを持参したのは良かったが、肝心の皆既時には、月だけで無く、雲も太陽を隠してしまい、真っ暗闇となってしまった。ほんとうは、黒い太陽と太陽の周りに輝くコロナや明るい星などを見たかった。しかし、地平線近くは、赤い夕焼け状態になっていることと、近くのビルや街灯の明かりが点灯することが判る。花火もなんとか写っているようだが、残念無念であった。デジタル化するにあたって、旧式のCanonのフィルムスキャナで1コマずつスキャンを行ったが、スキャナが途中で止まったり、埃などがフィルムに付着したものだから、埃取りの修正に思わぬ時間を掛けてしまった。解像度は2720dpiではあるが、ピント調整もいい加減になってしまった。画像がデジタル化されれば、後は解像度を落とし、位置調整とウエッブアニメーターで画像を取り込みアニメーション化は慣れているので、時間は掛からなかった。高性能なスキャナが欲しい。
なお、全天の画像は、画面の上が北、下が南、右が西、左が東である。Img_9566s20090722rt 

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2009年8月 8日 (土)

木星の衝突痕-2

木星の衝突痕-2
20090807s  今朝、気になっていた木星の衝突痕を撮影した。衝突痕が正面に来たとき、シーイングが悪化したものの、なんとか衝突痕を撮影することができた。観測開始からほぼ4時間、大赤斑(GRS)の後方にある小天体の衝突痕が正面に向いた。観測開始時には、雲が木星や月を隠していたが、1時間程度で観測が可能な状態になった。木星の高度が高くなるにつれて良いシーイングになるかと思われたが、その後は、あまり改善しなかった。衝突痕は、8月5日の早朝と比べると淡く拡散したようにも見えた。実際、衝突痕を測定してみると前方に少し伸びた状態で、今朝8/7(UT)に衝突痕の緯度経度はII系で、195度-228度、-66度-62度の広がりであった。また、この衝突痕の画像から、小天体は、北(画像の下方)から木星の南(画像の上方)へ衝突したように見える。一方、木星面最大の模様である赤い楕円のGRSは、北側が白く縁どられている様子も判る。いつ見ても大きくは2本の縞模様が見える木星ではあるが、小さな部分で見ると、縞が途切れたり、無くなったり、白い斑点や黒い斑点が消えたり現れたりと、実にダイナミックな動きを見せる。今回の、小天体の衝突でも、木星模様を変化させている。だから、木星は見ていて面白い。なお、ほぼ4時間の画像をアニメーションにしてみた。J20090807t_2

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2009年8月 5日 (水)

木星の衝突痕

木星の衝突痕
J20090804b  先月19日、木星に小天体が衝突したようで、私の望遠鏡で初めて観測できた。今まで、天候が悪く、しかも皆既日食の観測のため、中国まで遠征していたため見ることができなかった。衝突痕と言えば、1994年のシューメーカーーレビュー第9彗星(SL-9)が衝突した時は衝撃の出来事だった。かの、渡部潤一先生が、予想したSL-9の木星衝突は、小さな望遠鏡を使っても見えないとしていたが、予想とは裏腹に、大きな黒い斑点をいくつも作って、木星面に見えたことを思い出す。今回の衝突痕も、SL-9ほど大きくないが、SL-9と同じような天体が衝突したと思われるような形や色をしている。私も、SL-9の衝突の時は、ビデオカメラで撮影し、記録している。あれから15年も経っている。いや、15年しか経っていないと言うべきだろうか。SL-9の時は、400年いや1000年に一度しかないぐらいの頻度で衝突が起こるのではないかと言われていた。しばらくは小さな望遠鏡でも見えると思うが、めったに無いチャンスであることから、見えなくなるまで追跡したいものである。この画像は、今日の早朝(8月5日の午前2時半過ぎから4時前)というか深夜に撮影したものである。木星の高度が低くて高解像度とは言えないが、衝突痕の形や濃淡が少し判る。

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2009年8月 3日 (月)

久々の木星

久々の木星
J20090802b  ずっと天候が悪くて撮影できなかった木星を撮ることができた。日食旅行中に何かの小天体が木星に衝突したようで、木星の南極付近に黒い斑点ができたことがニュースで紹介されたいたようだった。日食は不発だったし、帰国してからもずっと天候が悪い状況であった。少し晴れ間が出たので、木星を撮影したが、やはり雲に阻まれた。先月31日に梅雨が開けたものの、依然として天候が良くない。昨日もやっと1枚の画像が撮れたに過ぎない。もう少し2時間程度後まで晴れてくれれば、小天体の衝突を撮影できたのに残念である。木星の右側には大赤斑が見えており、この後方の南極付近に小天体の衝突が観測できるはずであった。今日も曇っている。なお、この現象は、1994年のSL9彗星以来で、太陽系内の小天体の木星への衝突確率は300年から1000年に一度程度と言われていましたから、 衝突が15年で起こってしまうのは早すぎるのかも知れません。まさしく、千載一隅の出来事です。早く、この眼で見たい。

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2009年8月 1日 (土)

日食旅行5日目

日食旅行5日目
Img_3105s  いよいよ帰国となる日がやってきた。烏鎮からほぼ2時間半程で上海のホテルに着き、ツアーの他の人達は、上海の観光へ行ったようで、私はホテル近くを散策した。本屋を探してみたが、見つからない。どの看板も漢字で書かれているのだが、読めない、意味はほんの少し判る程度であって困ってしまう。マクドナルド(麦当苧)やケンタッキー(肩徳基)などは、看板に馴染みがあるから判るのであって、何屋か判らない漢字が多い。日本の漢字と違うのは、元の漢字を略して表示しているので、余計判らない。例えば、電気の電は、田の部分が突き出ている字で、電気は雨、つまり水力で電気を作ることからではあるが、最近は、火力、原子力も風力もあるので、雨を取ったそうである。ほんとかどうか?上海の街は、大都会ではあるが、自動販売機などは見当たらなかった。ここのホテルでも、やはり水道の水が透明では無く、茶色の色が着いていた。なお、来年は上海で万博があるそうで、看板があちこち出ていた。早朝、ホテルを出て、約1時間ほどで空港へ着いた。待ち時間が多く、手荷物検査や出国手続きなどは数珠繋ぎの状態で、参った。上海からは、1時間40分ほどの飛行時間で、やっとお昼過ぎ、松山空港へ到着した。たった5日であるが、長い旅行に感じた。早速、蕎麦を空港ロビーで食べた。美味しい。Img_3101sImg_3103sImg_3114sImg_3115sImg_3116s    

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