掃海艦の装備1
掃海艦の装備1
掃海艦(艇)の装備は、何と言っても水中の機雷を除去するための装備であるが、安全を確保するため、我が身を守るための兵器が必要である。「ぶんご」には76mm単装速射砲が装備されており、1分間に約100発の砲弾を打てるそうである。また、この速射砲は、たいそう熱を持つそうで、砲身の周りを水で冷却しながら砲撃するそうで、砲身の先端近くには、水の噴出し口があり、指を指して、ここから水が出てくるのですと説明してくれた。また、弾の準備は人の手で行うが、砲身への弾込め、発射は自動で行われるようである。「はちじょう」や「つきしま」は、20mm機関砲が装備されている。こちらは、1分間に450発の弾が発射可能で、人間が手動で打つようである。この機関砲は、両肩を使って、人がファインダー(スコープ)を覗きながら発射する装備があった。弾は、ベルト式のもので砲身は6本あって回転式のようであった。このような兵器は、船を沈めるといった威力は無く、威嚇するためのものだと思う。艦の安全があって、掃海作業が遂行できるものであり、水中にある機雷が無くなれば掃海艦(艇)も必要ないかも知れない。しかし、まだまだ多くの機雷が沈んでいるようだ。なお、姉妹艦の横須賀港に所属の「うらが」には、76mm単装速射砲は搭載されていないようである。
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