伊吹島
伊吹島
今日、突然に仕事で観音寺市の西方10km、燧灘にある伊吹島へ行くことになった。以前にも仕事で出掛けたことがあるが、仕事以外では行ったことが無く、人生で2度目の来訪である。周囲は約5kmであるが、往時は4,000人も住んでいたそうである。今は700人足らずとのこと。いりこ(煮干いわし)で有名で、讃岐うどんの出汁には無くてはならないものである。今でも、この「いりこ」の生産が盛んである。観音寺港から小さな旅客船(ニューいぶき:134トン)で25分、そんなに遠くはないが、雨が降っていたせいもあり、観音寺港から伊吹島は見えず、また、帰りも、伊吹島から観音寺港は見ることができなかった。横溝正史の小説である「獄門島」のような雰囲気であった。伊吹島に到着後、港から急な坂が続き、狭い路地が迷路のように巡らされている。以前の記憶を辿りながら、向かったが、なんせ20年以上も前のことであり、記憶が定かでない。当全のごとく、目指す場所には到達せず、危うく迷ってしまうところであった。猫もあちこちで歩いており、人間よりも多いかも知れない。慌てて仕事を片付けてのとんぼ帰りであったので、次回はゆっくりと島を回りたいものである。迷路と坂と猫と「いりこ」の島である。
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