旧岩崎邸庭園
旧岩崎邸庭園
アメリカ日食から帰ってきて、そのまま家に帰ることができず東京で1泊し、翌日ぶらぶらと歩いて旧岩崎邸庭園へ行った。私が東京に居た頃は、この旧岩崎邸庭園は開園されておらず、近くを通りかかったことはあっても存在を知らなかった。上野の不忍池を歩いていると、旧岩崎邸庭園の案内看板があり、一目見ただけで、場所は判った。以前、国立科学博物館の村山先生とご一緒させていただいた東天紅(本格的な中国料理で有名)のすぐ近くにあり、東天紅の南の道を西へ少し行くと、旧岩崎邸庭園の角に辿り着け、旧岩崎邸庭園を見学することができた。旧岩崎邸庭園の入り口から、右に折れ、ゆったりとした上り坂を上がって行くと、左手に旧岩崎家住宅の洋館が見えた。まことに立派な洋館であり、朝の早い時間で、しかも平日であり、見学者は私1人であったため、その内部をゆっくりと見ることが出来た。建物の中は、当時としては、庶民とは完全にかけ離れた建物で、今で言うセントラルヒーティングが各部屋に設置されているのと、水洗式トイレ、外光をふんだんに取り入れるための大きな出窓、金箔を使ったレリーフの壁(金唐革紙)、天井の細工、装飾見事なタイル張りの廊下、その廊下の上の部分を支える柱、広いバルコニー、今から100年以上も前の1896年に建てられたそうである。また、洋館の南に広がる芝の庭もすばらしい眺めで、この洋館と庭のコントラストが最高であった。三菱財閥の岩崎家邸宅は、一度は見る価値があると思う。
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コメント
旧岩崎邸庭園は数年前に行ったことが有ります。香川県産業技術センターの職員で、平賀源内の金唐革紙の復元をしている人がいます。志度の源内資料館で体験講座が開催されています。
投稿: かめけん | 2017年10月 4日 (水) 00時03分
かめけんさん いつも訪問していただきありがとうございます。今度、源内資料館へも行ってみます。
投稿: 遊星人M3 | 2017年10月 4日 (水) 20時48分