カテゴリー「文化・芸術」の記事

2022年12月17日 (土)

高松城桜御門

高松城桜御門
Pc112868h  先日、高松城(玉藻公園)で、高松城鉄砲隊の射撃演武を見たついでに新しくできた御門を見てきた。昭和20年の空襲により、焼失してしまっていた桜御門が完成したので見てきた。今年の7月に完成したようで、立派な御門となっていた。節句や行事の際に桜の幔幕が架けられたとのことでした。昭和19年には国宝に指定されることになっていたものとのことである。実に77年ぶりとなる復元である。実に、壮大かつ見事な門であり、将来は、天守閣も復元を行ってほしいものである。この天守閣は、四国で一番大きな天守であったということで私が生きている間に復元を期待したい。帰りに、旭橋の向こうにコトデン電車が通過して行ったのを見て感動した。Pc112872h Pc112871h Pc112870h Pc112873h Pc112874h Pc112690h Pc112691h Pc112884h

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2022年12月16日 (金)

高松城鉄砲隊

高松城鉄砲隊
Pc112783s  先日、高松城(玉藻公園)で、高松城鉄砲隊の射撃演武を見てきた。定期的に行われているようで、来月も行われるとのことである。火縄銃を使って、一斉に打ったり、3段構えで入れ替わりながら打ったり、迫力のある音で、桜の馬場でおおよそ15分に亘って繰り広げられた。火縄銃の本物を手にしたのは初めてで、恐ろしく重い火縄銃であった。おおよそ8キロにもなる火縄銃は、片手では持てないし、両手でもしっかりと構えないとふらついてしまう。昔、外国の実弾射撃場で短銃やライフルを打ったことがあるが、それよりも火縄銃の音にびっくりしてしまった。思わず身が飛び上がるほどであった。玉を込めて、構えて、火蓋を切って、打ての合図で発砲するのは、見ていて面白かった。もちろん、実弾は入れないが、発砲した時の煙と火花は凄まじい、下手すると火傷するほどである。機会があれば、次回も見てみたいものである。Pc112783h Pc112835h Pc112713h Pc112857h Pc112704h Pc112705h

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2022年9月29日 (木)

神谷神社(国宝)の本殿焼損

神谷神社(国宝)の本殿焼損
P9290002s  一昨日の9月27日の午後に、神谷神社の本殿が火災となり、一部が焼損したようで、私は現地に向かい、本殿の焼けた姿を確認できた。なんとも国宝である神社の本殿が焼けるとは。この神社は坂出市の東部、五色台の丘陵地の西側の谷合にあり、本殿の北側には小さな流れの川があった、昔から山あいの密かな場所であり、長い間、皆に親しまれてきた神社である。本殿の焼けた屋根を見ると、何度も葺き替えられた屋根が無残にも周辺に散らばっていた。本殿の前に掲示されていた記述では、第13代の嵯峨天皇の時代弘仁3年(西暦812年)に神社ができたようである。なお、坂出市のホームページ上では、神谷神社本殿は鎌倉時代初期の1219年に建築され、1955年に国宝に指定されたようであった。当日の同じ時刻には、当地でも、激しい雨が降っていて、時折雷が鳴る状況であった。それにしても、近くの神社が落雷による火事で焼けたことは残念である。自然の恐ろしさを垣間見たようであった。P9290011s P9290063s P9290016s P9290017s

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2019年5月28日 (火)

江戸の超グラフィック

江戸の超グラフィック
P5229854rs  高松松平家に伝わる博物図譜が香川県立ミュージアムで開催されていた。もう既に展覧会は終了しましたが、私も、先日香川県立ミュージアムへ行って見てきました。入場料は、大人1,000であるが、65歳以上は無料であった。悲しいかな、老人の仲間入りとなってしまった。鳥、草花、魚などの図鑑のようであるが、高松藩の5代藩主である松平頼恭の命を受けて18世紀の半ばに描かれたようである。江戸時代に描かれた図として素晴らしく精密な絵というより図である。繊細な線、質感は見るものがあった。銀箔、貝殻の粉などを使用することによって、色、立体感が表現されていて、私は2時間ほどかけて見た。写真撮影はNGで、展示物がとても暗くて単眼鏡でも持って行けばよかったと思った。NHKが、この博物図譜を4K、8Kで撮影した画像も流していたので、食い入るように見た。なお、この図譜を基に制作された図がたくさん存在するらしい。なお、頼恭が平賀源内に命令して作成されたとも言われている。P5229846rs P5229848rs P5229857rs P5229877rs P5229876rs

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2017年10月 2日 (月)

旧岩崎邸庭園

旧岩崎邸庭園
Img_7351rs アメリカ日食から帰ってきて、そのまま家に帰ることができず東京で1泊し、翌日ぶらぶらと歩いて旧岩崎邸庭園へ行った。私が東京に居た頃は、この旧岩崎邸庭園は開園されておらず、近くを通りかかったことはあっても存在を知らなかった。上野の不忍池を歩いていると、旧岩崎邸庭園の案内看板があり、一目見ただけで、場所は判った。以前、国立科学博物館の村山先生とご一緒させていただいた東天紅(本格的な中国料理で有名)のすぐ近くにあり、東天紅の南の道を西へ少し行くと、旧岩崎邸庭園の角に辿り着け、旧岩崎邸庭園を見学することができた。旧岩崎邸庭園の入り口から、右に折れ、ゆったりとした上り坂を上がって行くと、左手に旧岩崎家住宅の洋館が見えた。まことに立派な洋館であり、朝の早い時間で、しかも平日であり、見学者は私1人であったため、その内部をゆっくりと見ることが出来た。建物の中は、当時としては、庶民とは完全にかけ離れた建物で、今で言うセントラルヒーティングが各部屋に設置されているのと、水洗式トイレ、外光をふんだんに取り入れるための大きな出窓、金箔を使ったレリーフの壁(金唐革紙)、天井の細工、装飾見事なタイル張りの廊下、その廊下の上の部分を支える柱、広いバルコニー、今から100年以上も前の1896年に建てられたそうである。また、洋館の南に広がる芝の庭もすばらしい眺めで、この洋館と庭のコントラストが最高であった。三菱財閥の岩崎家邸宅は、一度は見る価値があると思う。Img_7421rs
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2010年10月25日 (月)

閑谷学校その2

閑谷学校その2
Img_9496rs  江戸時代の前期に開かれたこの庶民のための学校は、岡山と兵庫の県境の山の中にある。今でも人里から遠く離れている場所にあり、何故、このような場所に学校が造られたのか不思議である。山の南斜面に造られているが、人里から隔離されたような場所であり、国道2号線からは、1里以上も離れている。建物は、今でも狂いが無いようであるらしいが、多くの人達の手によって造られ、350年近くも存在している。石塀についても、昨日も書いたが学校の周囲に765メートルにも及び、素晴らしい。また、ここには、中国の孔子廟にある櫂の木の種から育てた櫂の木があり、孔子にちなんで、閑谷学校では、「楷の木」を『学問の木』と呼ぶようになっている。国宝である講堂の屋根は備前焼であり、普通の黒い屋根瓦では無くて赤い。また、講堂の床は漆で仕上げられており、これまた良く光っていた。冬は寒いと思うが、夏は涼しいと感じた。Img_9479rsImg_9484rsImg_9485rsImg_9492rsImg_9520rs    

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2010年10月24日 (日)

閑谷学校その1

閑谷学校
Img_9464rs  昨日、今日と姫路科学館で第34回木星会議が開かれた。その前に、ちょこっとバイクで高松港から宇野港へと渡り、国道30号、国道2号と乗り継ぎ、岡山県の県境に近い閑谷学校へ訪れた。紅葉には少し早いが、秋真っ盛りの日で、多くの人が訪れていた。何故、こんなに人が多いのかと思ったら、なんと1年に2回しか無い釈菜(”せきさい”と読む)の日であり、よく判らないが、孔子の像を見ることができるとのことであった。運が良いのかも知れないと思い、孔子の像を仰いだ。篳篥、琴、太鼓等を打ち鳴らしていたためと、後から後から孔子像を見る人が続いていたので、孔子像をマジマジと見る間も無く写真を撮り、正装した人々の前の横を足早に通り抜けた。後から調べると、釈菜とは、孔子様をはじめとする儒教の先哲を先聖・先師として祭る際儀とあった。閑谷学校の入り口にある売店の人は、1年に3回と言っていたが、何かの聞き間違えだろうか?。前回訪れた時は、確か25年ぐらい前だったような気がする。この時は、釈菜の日では無かった。閑谷学校の塀は、切り込み接ぎ式の工法を使い、1701年(元禄14年)に完成した石の塀であるが、素晴らしい。また、閑谷学校は、岡山藩主の池田光政によって庶民のために作った学校であり、何故に庶民の教育のために創ったかの疑問があり、調べたところ、庶民は必ずしも長男が後継者とは限らないし、村役人として行政の末端に連なるには、それなりの教育が必要であったので、設置されたようである。資料館には、当時の時間割があり、代数学の時間も書いてあった。時間が無かったので、次回は、もっとゆっくり訪れてみようと思った。Img_9510rsImg_9519rsImg_9517rsImg_9502rs   

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